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海外出張の日当相場とは?国別・地域別の考え方と適正設定のポイント

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海外出張の日当相場については、多くの企業担当者や出張者自身が気になるテーマです。国内出張と異なり、海外では物価水準や生活環境、通貨の違いがあるため、一律の金額を設定するのが難しいという特徴があります。そのため、相場感を把握したうえで、自社に合った日当額を決めることが重要になります。
一般的な海外出張の日当相場を見ると、アジア地域では1日あたり5,000円から8,000円前後、欧米地域では8,000円から12,000円程度が一つの目安とされています。さらに、北欧やスイスなど物価が非常に高い国では、12,000円を超える水準が設定されることもあります。この相場は、現地での食事代や飲料費、チップ、軽微な交通費などを想定した金額であり、宿泊費や航空券を別途実費精算とする前提で考えられています。
ただし、海外出張の日当相場は単純に国別だけで判断できるものではありません。同じ国であっても、首都と地方都市では生活コストに差がありますし、短期出張と長期滞在では必要となる費用の性質も変わってきます。また、現地での業務内容によっては会食が多く、日当だけでは不足するケースも考えられます。その場合には、日当とは別に交際費として処理するなど、社内ルールの整備が欠かせません。
相場より極端に低い日当を設定すると、従業員が実費を立て替えることになり、モチベーションの低下や不満につながる恐れがあります。一方で、相場を大きく上回る金額を恒常的に支給していると、税務調査の際に合理性を問われるリスクも否定できません。重要なのは、相場を参考にしつつ、自社の出張頻度や業務内容、経費管理の方針に照らして妥当な水準を見極めることです。
海外出張が増加する中で、日当の相場を理解し、定期的に見直すことは、従業員の負担軽減と健全な経理処理の両立につながります。為替レートや物価の変動も踏まえながら、実態に即した日当制度を構築することが、企業にとって重要な課題といえるでしょう。